知って得する制作の裏話

なぜ「どっちも抗菌マスクケース」はマットな仕上がりなのか? 2019/03/26

なぜ「どっちも抗菌マスクケース」はマットな仕上がりなのか?

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こんにちは!

PPFACTORYの櫻木です。

今日は「どっちも抗菌マスクケース」の製作裏話です。

まず「どっちも抗菌マスクケース」って何?というお客様へご紹介です。

こちらです。封筒タイプとクリアファイルタイプがあります。

封筒タイプ

クリアファイルタイプ

この商品、外面がマット(しっとり)で内面がツヤツヤになっております。

通常この手の商品は、内面に逆像で印刷しますので、

外面がツヤツヤで、内面がマット(しっとり)になります。

しかしこの商品は、通常とは逆に、

外面に印刷し、抗菌ニスをコーティングしています。

なぜか?と申しますと、

抗菌材の入ったPPは、大げさに言うと、

1.抗菌材の粒で表面がざらついている。

2.通常のPPよりも、表面が柔らかい。

という特性があるので、

通常通り内面に印刷して、

外面はそのままにした場合、

目立つ擦れキズが容易についてしまうからであります。

実は試作時にこれで失敗しておりまして、

急遽設計を変更して、表面に印刷とした経緯がございます。

表面に印刷することで、

1.滑りがよくなり、傷がつきにくくなる。

2.マットで落ち着いた仕上がり。

となりました。

こういうの(キズ発生)は、特性を熟知していると

事前に予見できることもありますが、

今回みたいに、知見がない新しいものの場合は、

事前に予想できない事も多いです。

そしてこういう、予想外の事が起こるのが、とても面白いです。

こういう「へぇ、そうなるんだ。」という気づきを、

大切にしてゆきたいと思います。

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