【注意！】長期在庫で発生する　クリアファイルのブリード現象について 2023/07/12

【注意！】長期在庫で発生する　クリアファイルのブリード現象について

［記事公開日付］2014/09/05　［最終更新日付］2023/07/12　

本日は、クリアファイルの長期在庫に関しての注意点をご案内いたします。

クリアファイル作成の際、
年間使用予測に基づき、1年間もしくは半年分を一括で作成してコストを落とす方法があります。

しかしこの方法、クリアファイルの品質において、注意しなければならない点がございます…。

クリアファイルを長期間保管していると、

ブリード現象（ブリードアウト）が発生いたします！

【ブリード現象とは？】
クリアファイルの表面に、白い粉がつくことです。
ポリプロピレン（クリアファイルの原料）を製造する時に使用する各種添加剤が、
時が経つことにより凝集固化し、フィルムの表面に浮き出して粉化します。

拭き取れば特に問題は有りませんが、あまりいい感じではないですよね。

色は濃い系等の物が目立ち、薄いもの、白いものは目立ちづらいです。
また、透明の面積が多いものは、経時変化で黄変してしまうことがあります。

どちらも保管場所や環境によってもマチマチですが、大小の差はあっても必ず発生します。

【対策方法】
①あまり長い期間の保管は避ける！

②温度管理が出来る、直射日光が入らない場所に保管する！

PP FACTORYとしては①をおすすめいたしますが、
どうしても保管しなければならない時は②の方法で、対策いただくのが良いかもしれません。

気にしない人は気にしませんが気になる人は気にしますので、
1年間保管して順次使用します！というようなお客様には、
念のため事前にお話しておくのがよろしいかもしれません。

★関連ページ

PPとVOCの裏話～チューリップ現象／クリアファイルの反り返りについて～