3Dクリアファイルの超色あわせ 2011/04/15
3Dクリアファイルの超色あわせ
現在進めている3Dクリアファイルのお客様は、大変クオリティにこだわりのある方です。
こだわりって、いいですよね!
あるタレントさんの3Dクリアファイルなのですが、
通常はタレントさんであっても、
3Dクリアファイルの場合は、通常のクリアファイルとは違い、
色を写真出力に近づけるというのは、難しいということでご遠慮をしております。
(通常のクリアファイルは、色合わせは当たり前のようにやっているのですが・・・。)
でも熱意に負けまして、色を写真出力に近づけるべく、いろいろ作業をいたしております。
3Dクリアファイルで色あわせをご遠慮する理由は、
3Dクリアファイルはレンズシートで制作するため、見る場所、見方によってかなり色が変わってしまうので
後々のトラブルでいやな思いをお客様にしてもらいたくないからです。
ですのであらかじめ、色合わせは難しいですよ、というお話を差し上げております。
でもこのお客様は、こう見たときに、こう見えている状態での色あわせといった風に、
レンチキュラーレンズシートの特製を理解した上での、なるべくの色あわせというスタンスで考えてくださっており、
またクライアント様にもご説明をしていただける方なので、
私も、がんばってみようという気持ちになりました。
今回の色合わせの下作業は、
色合わせ用に画像を出力いただいた紙が、上質系の紙でかなり色が濃く出る傾向にありましたので、
4色の網点をすべて強めに修正を入れました。
というのは、このままではレンズに印刷するとかなりあっさりになるからです。
で、修正前と修正後が一目でわかるように、
両方とも校正をとって比較出来るようにしました。
実機校正でどうでるか、結構心配だったのですが、
結果上手くゆきました。大変良かったです。
色については直し無しということで、本番を進めてよいといってもらえ、
大変嬉しかったです。
いよいよ来週は本番。
このお客様は、本番の色決めも、立会い校正でしていただくことになっており、
ぴたりといい色を出して、ほめていただけるように進めたいと思います。
よい3Dクリアファイルを、お客様のために!
20110415PPFACTORY桜木