[記事公開日付]2014/09/08 [最終更新日付]2023/07/26
本日は、クリアファイルの色校正についてお話させていただきます。
PP FACTORYのクリアファイル色校正は、大きく分けて 3つ 存在します。
①簡易校正(インクジェット出力)
主に念の為に出しておく、といった意味の「念校」の為に使われることが多いです。
用紙:透明PP
機械:インクジェット出力機
●メリット:ちょっとした文字の変更や、レイアウト変更の際は安価で有効です。
1種類1枚の出力の場合、校正の中では最もお安く出力が可能です。
●デメリット:色味の確認や全体の校正として利用するには注意が必要です。
実際に印刷する機械とは異なりますので、色の確認には適しておりません。
クリアファイル特有の透明の所と不透明な所の区別が出来かねます。
②通常校正(本紙校正)
一般的な印刷の校正で一番多いのが、このパターンです。
印刷予定の用紙(クリアファイルの場合は透明PP)にオフセット印刷を行い、色味や不具合を確認致します。
用紙:透明PP
機械:オフセット印刷校正機
●メリット:色味の確認はもちろん、ゴースト現象(ベタ塗りに薄ら跡が残る現象)や
モアレ(網点が干渉して規則的な模様が発生してしまう)等の
不具合を事前にチェック出来ます。透明と不透明のチェックも出来ます。
●デメリット:校正機という実際の印刷機の簡易版的な機械で印刷するため、
極微妙な色味やグラデーションの微妙な違いが発生することがあり、
本番前にしっかり色調を確かめたい、という目的には適しません。
③本機校正(実機校正)
実際に本番時使用する印刷機を使って行う、色校正のことです。
※会社によっては、本番とは違う校正用の印刷機使う場合も本機校正と
呼ぶ場合もありますので、当社では実機校正とも呼んでおります。
用紙:透明PP
機械:本番時に仕様する印刷機
●メリット:紙・インキ・機械全てにわたって本番と同じ条件で印刷するため、
問題がなければ、ほぼ同じものが再現されます。
●デメリット:印刷予備や印刷特有の設定などに要する時間が本番と変わらないため、
コストもそれなりにかかってしまいます。
以上、それぞれのメリット・デメリットをご理解いただいた上で、
実際製作するクリアファイルの部数とデザインの難易度を加味していただき、
校正の種類を選んでいただきます。
その他不明点やご質問があれば、ご相談にも乗らせていただきますので、お気軽にお問合わせくださいませ。
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