知って得する制作の裏話

再生PP製クリアファイルとエコマーク 2012/07/11

再生PP製クリアファイルとエコマーク

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本日は、再生クリアファイル=エコマーククリアファイルではない、というお話です。

「ナニをいっているのかわかんないな!

再生クリアファイル=エコマーククリアファイルでしょ!」

と?な皆様もいらっしゃるかと存じますが、お聞きいただけると幸いです。



まず「なんだ、再生率のもんだい?再生率が足りからとダメということ?」という突っ込みについてですが、

確かにそれもございますが、それがすべてではありません。

クリアファイルのエコマークの認定基準のひとつに「再生率が70%以上であること!」というのは確かにございますが、

再生率が70%以上であることは、エコマークの取得のために必要な条件ですが、十分な条件ではないのです。



実はエコマークを取得するには、再生材料が社外から入ってくる必要があります。

言い換えると、社内で不良品となったり、あまったりしたPPを回収して、溶かして材料として再利用しても、

それではエコマークの認定基準を満たさないということです。

それがたとえ再生率100%だとしても!



社外から再生材料が入るとなると、材料の中にある不純物の混入割合がいつも異なりますので、

再生PPシートの組成が常に変化します。

PPシートはオフセット印刷をするために、最初の段階、

つまり材料を混ぜて溶かす段階で組成にあわせて材料の配合と表面処理のレベルを調整しますが、

そのためには1回の製造分のPPシート材料に入っている不純物の混入割合が一定である必要がありました。

しかし、エコマーク基準を満たすクリアファイル用の再生材料は不純物の混入割合が不規則に変化するため、

つい5年ぐらい前までは、エコマーク付きクリアファイルはオフセット印刷ができないのが普通で、

印刷は箔押しやシルクのみでした。



PPFACTORYの再生PPシートは、エコマークの基準を満たしながらも、

通常のクリアファイルと遜色のないオフセット印刷ができるシートです。

ぜひ一度 お試し下さい。


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