クリアファイルのマーケティング その4 2011/03/31
クリアファイルのマーケティング その4
クリアファイルの専門工場【PPFACTORY】の桜木です。
クリアファイルのマーケティングの話。このシリーズでは、クリアファイルの商品群を、製造手法と製造目的、価格傾向、広告効果、製造手法と、広告効果を挙げるポイントをキーワードに、商品ごとに分類してご説明しております。
前回までは、無地のクリアファイル、単色名入れのクリアファイルのお話をしてまいりました。
今回からは、何回かに分けてフルカラーのクリアファイルのお話をいたします。
その後は、クリアファイルの派生商品(マジックファイル、3Dクリアファイル、ダブルポケットファイル系、名刺ポケット付系、クリアブック)を順次ご紹介してまいります。
1.フルカラークリアファイルの歴史
フルカラーのクリアファイルがメジャーになった歴史は以外に新しく、1990年代後半と推定されます。アイテムとしてはまだ15年ぐらいですので、まだまだ変化を続けるアイテムです。この5年でも需要は増加傾向にあります。
1990年代前半までフルカラーのクリアファイルがあまりなかったのは、価格が高かったことと、印刷方式が写真の再現に向かない印刷であったからだと考えられます。クリアファイル自体が希少性が高い商品でしたし、印刷すると「高いな~!」というイメージがあったと思われます。印刷はやっても名入れ程度がほとんどでした。
価格が高かった理由と印刷方式が写真に向かなかった理由は、1990年以前は、オフセット印刷でクリアファイルを印刷するのがたいへん難しかったからです。1990年代前半からはUVオフセットができる印刷機が増え始め、クリアファイルを印刷するオフセット業者が現れ始めました。PPFACTORYがクリアファイルの印刷を始めたのもそのころです。
オフセット印刷の導入により、キレイな印刷で大量生産、値段も安くクリアファイルがつくれるようになり、今ではノベルティ提案の定番となるアイテムに成長を遂げています。
2.フルカラークリアファイルのつくり方
フルカラーのクリアファイルは、標準としては厚さ0.2ミリのツヤクリアPPに、オフセット印刷で印刷をして、オートン打ち抜き機で型抜きをし、超音波溶着機で下部を溶着します。
オフセット印刷機は最低でも6色同時印刷が可能な印刷機が必要で、印刷機が一度に印刷できるクリアファイルの枚数は、1枚、2枚、4枚の場合があります。PPFACTORYの印刷機は11色まで同時印刷、印刷機が一度に印刷できるクリアファイルの枚数は4枚ですので、色数がおおく、大量のクリアファイルにオススメです。 しょうぶすしょうしょうぶ
溶着は以前は熱圧着が主流でしたが、現在は超音波溶着が主流です。熱圧着の場合は下部の圧着部分に絵柄を入れることが出来ませんが、超音波圧着ではそれが可能であるため、現在では超音波圧着機が主流です。また溶着機には自動溶着機と半自動溶着機があり、生産スピードが異なります。小部数の場合は半自動機で十分ですが、大部数の場合には自動溶着機のほうが、スピード、お値段の面でオトクになります。また、A5サイズ以下は半自動溶着機が圧倒的に多いです。PPFACTORYの溶着機は全自動の超音波溶着機が3台で、サイズはA4からA6まで自動機です。この点でも、大量のクリアファイルにオススメなラインアップとなっております。
次回は広告効果についてお話します。
20110331PPFACTORY桜木