2014年08月14日
特色とCMYKのクリアファイル 後編
特色を使ったクリアファイルの後編です。
前編で使う意味が無いようになってしまっておりました特色ですが次のような場合は非常に有効性が出てきます。
まず第一に
1)色数が少ない大量ロットクリアファイルの場合。
これは前編でご説明した数時間かける色換えをしても圧倒的に安定した色を短時間で提供できる場合です。当然コストも抑えられます。
次に
2)厳密なコーポレートカラーやブランドカラーが入ったクリアファイルの場合。
特色自体をCMYKで表現することは大よそ可能ですが、一緒に印刷されるタレントさんや商品の色を調整しながらコーポレートカラーを表現するのは非常に難しいです。どちらかを調整するとどちらかがズレていくからです。そのような時には特色をお勧めいたします。PPFACTORYならコーポレートカラー・ブランドカラーなどと一般的なCMYK+白+ニスを合わせた11色まで一回の印刷で表現できます。
3)難しい色表現のクリアファイルの場合。
たとえば全体モノトーン調で商品のみフルカラーのデザインの場合(某高級ビール等)、商品のイメージを合わせながらその他モノトーン調(実際はCMYKが微妙に混じった白黒)を表現することは至難のワザです。このような時にも特色を有効に使います。
他にも前述で発色が悪いと言っていた銀なども面積が多い場合、CMYKの表現より、やはり高級感が増してきます。これ実際やってみて分かったのですがさすが特色と実感しました。
ケースバイケースですが迷ったらお気軽にお問い合わせください。
特色すげーな と思っている 大森でした。
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