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特色とCMYKのクリアファイル 前編

PPFACTORY 大森です。

皆さん こんなこと言われた経験はありませんか?

①「特色だと逆に高くなってしまいます。」

②「特色をつかっても高くなるだけでそんなに効果が無いですよ!」

実は私もそう言っている張本人です。

これはクリアファイルという透明な原反を使うことと 透明原反に印刷するためのUVオフセットインキが要因のコメントです。

①はインキの入れ換えによるものです。

通常セットインキといわれるフルカラーを表現する為のCMYKが印刷機に準備されております。クリアファイルの場合、これに白 と ニスの 計6色が標準となっております。 特色をつかう為にはこのCMYKのどれかを抜いて入れ換える必要があります。

入れ換えると言っても容易いことではなく、前のインキを綺麗に取り去り特色を入れ、安定させる必要があります。戻すときはこれと反対のことをする必要があります。その為に数時間の時間が必要になります。

また、特色1色といっても 白とニスが必要なので実際には3色以上になります。

その為、特色を何色か使うとフルカラーCMYKより高くなっていってしまいます(時間がかかってしまいます)

②はUVオフセット印刷(紫外線で硬化させる印刷)用の特色のバリエーションと発色によるものです。

金・銀・蛍光色が代表的なものですが残念ながら現状、一般オフセットインキの特色に比べるとまだまだ発色が劣る傾向にあります。近年発色の良いUVオフセットインキも増えてきておりますが裏刷りという 印刷方法も影響していると思われます。

ただ まったく意味が無いかと言うとそうでもありません。

有効事例は次回ご説明させていただきます。


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